下記ガイドラインは、2023年3月12日を持って廃止となりました。詳細に関してはこちらをご覧ください。
はじめに
小劇場協議会では、加盟劇場と連携し新型コロナウイルス感染症対策について協議し、小劇場の特性に則した「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン(以下、本ガイドライン)」を定め、小劇場協議会に加盟している全ての劇場で本ガイドラインの徹底を図っていきます。
本ガイドラインは発行日現在の状況をもとに作成しておりますが、今後コロナウイルスの感染状況によっては、さらに追加の対応策が必要になる場合も考えられますので、必要に応じ随時、見直しを行っていく予定です。
また、本ガイドラインの主たる感染症対策は、公益社団法人全国公立文化施設協会発表の『劇場、音楽等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』(令和2年5月25日発表)をもとにVer.1を作成、またVer.7に関しては公益社団法人全国公立文化施設協会発表の『劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン改訂版』(令和5年1月4日発表)をもとに改定しています。
尚、各劇場におかれては、政府が発信する新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針を踏まえ、東京都が定める方針、各地区の保健所・他の行政機関からの指示、または要請も参考にしながら劇場ごとの対応をお願い致します。特に客席に関しては感染状況に応じた指示、変更が出た場合は速やかに対応するようお願い致します。
2020年6月2日 <Ver.1>
2020年6月25日 <Ver.2>
2020年9月19日 <Ver.3>
2021年3月29日 <Ver.3.1>
2021年7月5日 <Ver.4>
2021年11月15日 <Ver.5>
2022年10月17日 <Ver.6>
2023年1月25日 <Ver.7>
Ⅰ.小劇場協議会について
1.小劇場協議会とは
小劇場を運営する劇場メンバーが準備委員会を発足(令和2年5月20 日)し、第一回総会(同年6月2日)を経て正式に設立した協議会です。これからの小劇場界の未来のために、小劇場間の垣根を越えて、社会への貢献、未来への貢献を推進し、小劇場の存在価値を高めることを目的としています。
2.加盟劇場について
① 小劇場協議会に加盟する劇場は下記となります。(令和2年8月31日現在)
② 加盟劇場は小劇場協議会の会則に基づく規定を満たした劇場になります。主たる規定は、劇場としての営業申請をしており、興行場営業許可書を有している劇場であることです。
③ 加盟劇場は興行場営業許可書を有しており、東京都の条例で定める公衆衛生上必要な基準に適合しています。つまり加盟劇場全てが適切な吸排気装置を完備した劇場になります。劇場の稼働中は常に吸排気されている状態になります。
④ 加盟劇場が本ガイダンスを徹底するにあたっての実施方法は各劇場の対応と致します。そのため劇場によって細かな対応が異なる場合があります。
◎加盟劇場(全31劇場 令和2年8月31日現在)
本多劇場グループ(ザ・スズナリ 駅前劇場 OFF・OFFシアター 「劇」小劇場 小劇場楽園 シアター711 小劇場B1)
ポケットスクエア(ザ・ポケット 劇場 MOMO テアトルBONBON 劇場HOPE)
シアターグリーン(BIG TREE THEATER BOX in BOX THEATER BASE THEATER)
赤坂RED/THEATER 王子小劇場 シアター風姿花伝
千本桜ホール 上野ストアハウス 萬劇場 雑遊 ウッディシアター中目黒
サンモールスタジオ 恵比寿・エコー劇場 ザムザ阿佐谷
THEATER BRATS 新宿シアターモリエール 新宿村LIVE CBGKシブゲキ!!
Theater新宿スターフィールド 六本木トリコロールシアター(順不同・敬称略)
Ⅱ.小劇場での感染拡大防止のための対策
<営業するにあたっての前提>
小劇場協議会では感染症対策が必要な状況下においての営業について、新型コロナワクチン接種の有無にかかわらず、下記の三点を加盟劇場で徹底致します。この対策に関しましては、現状の感染症予防を劇場とご利用団体が一緒になって徹底するためのものだと考えます。
①(劇場の責任として)
感染防止策を統括する従事者を指定し、小劇場協議会で作成した本ガイドラインに沿って劇場ごとにガイドラインの作成をお願い致します。ガイドライン策定後は、各ご利用団体に周知・徹底をお願い致します。
また空気調和設備の適切な点検を定期的に行い、劇場が興行許可を取得した際の換気機能を可能な限り確保致します。
②(ご利用団体・観客への誂えとして)
東京都内の小劇場は、舞台から客席までの距離を2m(最低でも1m)あける。また客席の利用の仕方は、公益社団法人全国公立文化施設協会発表の『劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン改定版』6-(2)を遵守し、客席数に関しましては、各劇場が策定したガイドラインをもとに劇場とご利用団体が、慎重に協議の上、決定します。(公演内容、現状の感染者状況を鑑みて)そのため劇場利用前に感染症対策について劇場側と各ご利用団体が打ち合わせをするようにお願い致します。
③(ご利用団体、またご出演者への誂えとして)
ご利用団体が講じる具体的な感染防止策は、基本的な感染防止策を踏まえるとともに、施設利用以前の練習や稽古段階より生じること、個々の公演の内容等によりその必要性や水準等が異なること等を鑑み、各公演ジャンルの統括団体等のより詳細なガイドラインも参照してください。
1.劇場利用期間中、全ての期間(ご利用団体に対して)
① 全ての公演関係者は(公演の進行上、困難な場合を除き)正しいマスクの着用の徹底をお願い致します。またマスクに関しては可能な限り不織布マスクの着用を推奨します。
② 全ての公演関係者が入館、退館される時、アルコール消毒の徹底をお願い致します。
③ 全ての公演関係者が入館される時、検温の実施を徹底し(自己申告不可)、検温で発熱症状が見られる方は劇場内へのご入場をお断り致します。(目安としては、37.5度、もしくは個々の平熱と比較して+1度などを発熱症状の判断材料とする事。)
④ 劇場内の消毒、こまめな換気お願い致します。
換気につきましては劇場ごとに最適な換気方法が異なります。ご利用の劇場にご確認下さい。
⑤ 可能な限りソーシャルディスタンスの確保をお願い致します。
⑥ 飲食時はソーシャルディスタンスを守り、できるだけ会話を控えるようお願い致します。
⑦ 楽屋など密閉空間になりやすい場所は、定員を調整するとともにドアを閉め切る時間を最低限にするなど換気に努めるようお願い致します。
⑧ 関係者に発熱症状などが見られた場合、速やかに劇場側にご連絡いただき、今後の劇場利用について協議するようにお願い致します。
2.公演初日から千秋楽まで(観客が入る期間)
<受付について ご利用団体に対して>
①受付、物販周り、場内誘導などのお客様に接するスタッフの方は、専任でお願い致します。(キャストが受付などを行うのは不可)
②マスクのないお客様への配布準備を推奨致します。
<開場前または開場中 ご来場される観客の皆様に対して>
①劇場前などで列を作る場合は、お客様同士の間隔を可能な限りあけるなど、ソーシャルディスタンスを考慮して列の誘導をお願い致します。
②観劇をされるお客様には全員、正しいマスクの着用をご案内下さい。
③観劇をされるお客様には全員、入館、退館される時、手と指のアルコール消毒をお願いしてください。
④観劇をされるお客様には全員、入館される時、検温の実施をお願い致します。
⑤検温で発熱症状が見られる方は劇場内へのご入場をお断り致します。(目安としては、37.5度、もしくは個々の平熱と比較して+1度などを発熱症状の判断材料とする事。)
⑥会場内でのお客様同士の会話は控えていただくようご案内をお願い致します。
<公演中 ご来場される観客の皆様に対して>
①観劇中、お客様には全員、正しいマスクの着用をお願い致します。
②劇場内でのお客様同士での会話はお控えいただくようお願い致します。
③咳エチケットをお守りくださいますようお願い致します。
④通常時は、観劇中、劇場内での飲食はお断りしておりますが、現在の状況下ではこまめな水分補給を推奨します。
<終演後 ご利用団体に対して>
① 終演後、お客様の退場で生じる密集・密接を避けるため規制退場を推奨いたします。
② 終演後のイベント、また面会につきましては可能な限りお客様との接触を避けるため中止をお願い致します。なお、接触を伴なわないイベントにつきましては劇場側と協議の上、実施を決めるようお願い致します。
③ 物販などを行う場合は、キャストなどが対応されるのではなく、感染症対策を準備した受付スタッフでの対応をお願い致します。なお可能であれば物販のオンライン化を推奨致します。
④ 終演後の換気、消毒をお願い致します。
3.稽古期間中、また公演終了後(ご利用団体に対して)
① 公演準備期間、また稽古期間中もできる限りの感染症対策を各団体にお願い致します。
② 稽古期間中、公演期間、公演終了後に起きた不測の事態、懸案事項について、速やかにご利用劇場へのご連絡をお願い致します。
4.上記に利用団体がご協力していただけない場合
① 小劇場協議会に加盟している劇場は、ご協力いただけない利用団体の劇場利用をお断りする場合があります。その場合、利用中止に伴い発生したすべての損害に関しての責任は負いかねます。
5.その他
① 本ガイドライン上の感染症対策は新型コロナワクチン接種の有無に関わらず、各団体の関係者すべての方に周知・徹底をお願い致します。
② 不測の事態が起きた場合は、速やかに保健所などの公的機関への連絡をお願い致します。
③ 本ガイドラインを徹底した上で公演を行う事を、お客様へご周知・ご理解いただき、ご来場いただくお客様にも感染症対策へご協力いただくようお願い致します。
④ 上記全ての方針は前述の通り、新型コロナウイルスの感染状況により、変更する可能性があります。
Ⅲ.最後に
小劇場協議会としては、全ての加盟劇場で、ご利用団体の皆様、ご観劇いただくお客様の健康を守るため、決して目では見ることのできないウイルスに対し、現在の状況の中で考えうる可能で適切な対策を徹底することをお願い致します。
加盟劇場、また各劇場をご利用団体の皆様には感染リスクを著しく高めることのない、社会通念上妥当性が高いと判断される体制のもとでの運営、また公演の進行を心掛けていただきますようお願い申し上げます。
<参考資料>
・公益社団法人全国公立文化施設協会
『劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン改定版』
zenkoubun.jp/covid_19/files/0104covid_19.pdf
・内閣官房
『新型コロナウイルス感染症対策の基本方針』
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf
・緊急事態舞台芸術ネットワーク
『舞台芸術公演における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン』
https://jpasn.net/stage_guideline221227b.pdf
「東京都内の小劇場における
新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」
2023年1月25日
<Ver.7>
<発行> 小劇場協議会
Mail info@jipta.jp
HP https://jipta.jp/
コメント
[…] 小劇場については小劇場協議会からガイドラインが出されており、「緊急事態舞台芸術ネットワーク」(JPASN)でも劇場再開に当たっての「ガイドライン」制作中ということです。 […]